インプラントの寿命を向上
最新機器・光機能化装置でインプラントの寿命を向上、歯科用CTも完備
当院では、安全・快適にインプラント治療を受けていただくために、当院ではさまざまな最新機器を導入しています。
中でもインプラントの寿命には早くから着目し、一度入れたインプラントはできるだけ長く、できれば一生使っていただくために、光機能化装置を導入しました。世界でもまだ200台(2013年現在)程度しかない光機能化装置ですが、当院では2011年から導入し、インプラントと骨との結合率を高めています。
光機能化装置【セラビーム・アフィニー】
セラビーム・アフィニーインプラント治療を成功させ、少しでも長くお使いいただくためには、インプラント体が顎の骨と強固に結合することが必要です。しかし、インプラント体の表面(チタン)が骨と結合する能力は、インプラントが製造されてから1か月後には約半分に低下するとされています。そのため、インプラントと骨との接触率は40~50%程度にとどまっています。
光機能化処置を施すことでインプラントの表面が親水性に変化して接触率が98%以上に向上し、インプラント周囲の骨を作る細胞の接着状態が飛躍的に高まります。当院では今後も光機能化装置を活用し、インプラントを少しでも長く快適にお使いいただけるように努めてまいります。
そのほかの最新機器
歯科用CT
歯科医院で使用されるレントゲンでは、平面的な画像しか撮影できません。当院ではより確実な診断をするため、レントゲンとは異なるCT(Computed Tomography)を使用しています。
CTを使えば患部を立体的に撮影できるため、インプラントを埋入する深さや幅を1/100mm単位まで正確に計測することができます。さらにCTデータを立体的に分析し、顎の骨の表面を形態分析することで神経や血管の出入り口を把握・確認し、合併症を防ぐことができます。
また、顎の骨を詳細に観察していくと、歯の組織に由来する良性腫瘍、炎症、のう胞といった病変が見つかることがあります。このような病変の形態や状態を詳細に診断することで、インプラント治療のトラブルを解消し、成功率を高めることができます。
サージカルガイド
インプラント治療のリスクの1つに、インプラント体を埋め込む角度や深さの不具合があります。そのリスクを軽減するために用いられるのがサージカルガイドです。
CT撮影した口腔内のデータをインプラント専用の高精度解析ソフトで分析し、サージカルガイドを作成します。サージカルガイドを使えば、コンピューターによる正確な解析で、将来的なリスクまでも視野に入れた安全な治療が可能となります。また、結果的に処理時間の短縮にもつながります。
ピエゾサージェリー
ピエゾサージェリーは、3次元超音波振動を利用することで切削部分の長さ・深さを正確にコントロールする装置です。これにより神経や血管などの軟組織を傷つけず、安全に骨だけを切削することができます。
ピエゾサージェリーの最大の特徴は、骨を削っても粘膜、皮膚、血管、組織を切らないという点です。余計な部分を切らないため傷跡がキレイであり、なおかつ安全で痛みが少ない施術を可能とします。