治療の流れ
診査・診断が終わり、事前のむし歯や歯周病の処置も終了したあと、どのような流れで治療を行い、メインテナンスに進んでいくかをわかりやすくご紹介します。
当院ではインプラント手術を2回行う2回法を採用しています。2回法はどのようなケースにも対応できるため、より安全・確実にインプラント治療を行うことができます。
【STEP1】1回目の手術(インプラント埋入術)
(1)局所麻酔
(2)切開
(3)剥離
(4)骨に穴をあけます
(5)インプラントの挿入
(6)確認作業
義歯を支える人工骨を顎の骨に埋め込み、蓋を取り付けて粘膜を閉じます。
通常、表面麻酔を行い、5分くらいしてから局所麻酔を行います。
(2)切開
粘膜から骨に向けて切開します。
(3)剥離
粘膜を骨表面から剥離します。剥離とは「はがす」ということです。最後の縫合を考えて、切開と剥離も慎重に行います。
(4)骨に穴をあけます
インプラント用のドリルを使い、方向や深さなど事前に決めた穴をあけていきます。
(5)インプラントの挿入
形成した穴にインプラントを挿入します。動かずにしっかり挿入されていることが大事です。
(6)確認作業
切開した粘膜を縫合します。その後出血が止まっているか確認し、埋入の状態をレントゲンで確認します。最後に計画どおり処置が行われたかの確認を行います。
【STEP2】2回目の手術
再び粘膜を開いて、アバットメントを取り付けます。
【STEP3】人工歯冠の装着
患者さんのお口の状態に合わせた人工歯冠を取り付けます。当院では審美的にも優れているセラミックの人工歯冠をお勧めしています。
【STEP4】メインテナンス
1~2か月に1回程度の定期検診を受け、インプラントや人工歯の状態、噛み合わせを確認します。インプラントで治療した部分に限らず、お口の中全体を衛生的に保つ必要がありますので、ブラッシング方法などについても適切な指導をいたします。また、初めの1年間は、噛み合わせも含めたお口の中全体のバランスチェックを行います。