インプラント治療
森の風インプラント歯科クリニック

それでは，本日も患者様の質問にお答えしようと思います．

患者様の質問：海外でインプラント治療を受けたんですがどうしたらいいですか？

当院にも海外でインプラント治療を受けた患者様が，帰国されてトラブルになって治療をした現地での再治療が難しくなかなか行けないので見て欲しいと来院されます．

海外でのインプラント治療後のメンテナンスの必要やトラブルが起きてしまった場合，日本で受診する際の注意点をご説明します．

日本でも治療後のトラブルに対応できるの？

もちろんできます．

○色々なインプラント

海外でインプラント治療を受けた患者様が日本で治療を受ける場合であっても治療後の噛み合わせなど，お口の状態をチェックすること当然必要であると考えますし，海外でインプラント治療をした際に担当医から説明を受けていることと思います．
しかし，歯科インプラントの種類は，世界中に100種類以上存在するといわれており，その種類によって付け外しをするためのネジの種類が異なりますし，部品の規格が異なります．一方，噛み合わせが欠けたり割れた，あるいはインプラント本体が抜るなど，トラブルが起こった場合，インプラントの種類がその歯科医院で取り扱っていない種類であったり，そもそも日本で部品など手に入れることができない場合があります．

そこで，日本滞在中にインプラントにトラブルが起こった場合に備え，インプラント治療を行う担当医に下記のことについて確認しておくことが大切です．

1. インプラントの種類を確認すること．

まず，メーカーの確認をしましょう．メジャーなインプラントシステムは日本でもほとんど医薬品として流通しています．そして，メーカーの型番があるのでそれを教えてもらいましょう．同じ種類のインプラントでも，大きさ（直径），部品の規格やネジが異なる場合がありますので，埋入されたインプラントのメーカー名、種類だけでなく，大きさ（直径）も確認しましょう．複数のインプラントを使用していることもありますので，同様に注意が必要です．

【例】
メーカー名 ： ザイブ，ストローマン，ノーベルバイオケア，アストラテック，ITI，リプレイス，フィリアリットなど
直径は，通常　3.0mmから5.5mm まで様々です．長さは通常8.0mmから15mm程度まであります．

これらの情報を持って来院されると，治療やメンテナンスを速やかに受けることができます．

もちろんですが，インプラント治療は受けたらもう終わりという訳には行きません．治療後のメンテナンスを行わないとせっかく行なったインプラント治療が早期にダメになってしまします．当院でももちろん行なっておりますがぜひ，お近くのインプラント専門医にメンテナンスをお願いしましょう．