患者様からの質問:歯とインプラントの違いって何ですか?
2018/01/27
本日も患者様のご質問にお答えしたいと思います.
患者様:歯とインプラントの違いって何ですか?
健康な歯は、歯槽骨という歯の周囲の骨と,歯根が歯根膜という靭帯を介して結合しています.通常は簡単に抜け落ちたりしませんし動くこともあります.ところがかみ合わせの異常があったり,歯周病が進行すると動きができます.
一方,インプラントは自分の歯槽骨と直接結合しています.歯根膜を介していないためにインプラントの動きは生理的な状態でも天然の歯の1/10以下のしかありません.
天然の歯は,歯根が長ければ長いほど太ければ太いほど,しっかり骨と結合しますが,これはインプラントも同様です.何故ならば,インプラント表面と骨の表面積が向上し結合しやすいからです.
医療材料としてインプラント体の材料の主流はチタンですが,これは生体親和性が非常に高く骨と結合する性質と粘膜や皮膚触れてもアレルギーなどの問題のない材料であるからです.
またチタンは,耐食性が高く硬くて軽い素材であり,歯科だけでなく医療美容全般,工業の分野など様々なところで利用されている優れた材料です.レアメタルではなく地球上普通に存在する一般的な金属都いってよいでしょう.
特に医療では,インプラントの他に人工関節の材料,骨折のプレートなどに使われ多くの患者さんの身体の一部として機能しています.
チタンは,人体に異物として認識されづらく,体が治癒する際にインプラント体の周囲にも及び、再生された骨はチタンの周囲にも広がってゆきます.骨はチタンの細かい凹凸部分にまで入り込りこみ,骨と結合します.
この,骨結合があるからこそインプラントは噛み合わせの歯として利用でき治療の役に立っていると言えます.
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